というわけで、先日はキース・ジャレット、ゲイリー・ピーコック、ジャック・デジョネットのトリオを聴きに行ってきた。
演奏は、文句なしに素晴らしく、たぶんこの演奏形態で世界最高峰なのだろう。キースの音色の多彩さが特に印象的だった。曲は、スタンダードなのだが、アンコールのWhen I fall in loveとセントーマス以外は、知らない曲ばかりで少し残念。
写真撮影は厳禁なのだが、驚いたのは、終演後、会場を撮影するのもNGなことだ。撮ろうとしていた人が、結構厳しい口調で注意されていた。演奏中撮影禁止は当然として、終演後の会場の撮影を厳しく取り締まるというのは理解に苦しむ。何かホールの事情があるのかもしれないが、高い入場料払って、おしゃべりだめですよ、会場では撮影ダメですよ、と先生が子供に注意するかのごとくアナウンスで色々言われて、かしこまって大演奏家様の演奏を聴かせて頂くという演奏会の在り方には、疑問が残る。それでも有難がって(自分も含めて)会場に足を運ぶのだから、皆人がいいのだろう。
キースがここまで人気がなければ、もう少し客への注文は緩くなるだろう。かなり強気の会場アナウンスだと感じた。