テキスト

ウェブ上のサービスの使い方

ここ数年、ウェブの進化があまりにも凄く、サービスも充実してきて素晴らしいのですが、それと並行して使い方が「画一化」してきている気がします。

ブログ、mixi、Facebook、Twitterなどのサービスは、ここ数年流行り出し、瞬く間に人々のライフ・スタイルを変えました。これらのサービスの特徴は「ユーザーが、HTML等専門的な知識無しに、手軽に楽しめる」という点です。そのこと自体は素晴らしいことですし、それこそがこれらのサービスが爆発的に広まった理由の1つであることは明らかです。しかし個人的には人々のこれらの使い方を見て「多くの人が、決められた同じ枠の中で、遊ばされている」と感じることがあるのです。まあ、中には内容の濃い「日記」を書く人もいますし、極めて重要な「呟き」をする人もいるでしょう。ただ、そうでなく、似たような日記を綴っているものは多いですし、それはまだマシだとしても「ネット上の牧場で牛を育てる」とか「お花に水をやって育てる」といったアプリ!あれはなあ・・・と思ってしまうのです(アプリ好きな人、ごめんなさい)。この状況を「遊んでいるようで、実はユーザーが同じように遊ばされている」と感じてしまうのは、私だけでしょうか?

人と違うことに価値を見出す私としては、上記のサービスより「ホームページ」の方が好きです。なぜなら、HTMLのソースコードから書いてデザインしたサイトは、他人と同じ作りになることはまずなく、色んな意味で「オリジナリティ」を出せるからです。もっとも、このサイトも元は友人にデザインしてもらったものなので、あまり偉そうなことはいえませんが…ただそれでもいえることは、デザイン、コンテンツなど何らかの形でこだわったものは、他にはない「独自の価値」を出せると信じています。そんな思いを抱きつつ今年もこのホームページは続けます。時間と実力の無さにより、少々コンテンツのクオリティが低いこともありますが、その点についても今年は改善していこうと思います(現代において個人ホームページは名刺代わりのようなものです。昨年も、音楽の仕事関係で初めて会う方のほとんどに「ホームページ拝見しました」とおっしゃっていただき、少々驚きました。こうなると更新の際にもあまりいい加減なことはできませんね。)。

話が長くなりましたが、画一化されたコンテンツを楽しむだけではなく、何らかの形で「オリジナリティ」を出せれば、ウェブの世界も現実世界も、もっと面白くなるのではないかな?と考える今日この頃です。その「オリジナリティ」が何なのかは、人それぞれ。一概には言えません。直訳ロックのアーティスト“王様”の言葉を借りれば「なるべく人のいないところにいよう」ということです。さすが王様。いいこといいますね。

念のため申し上げておきますが、mixi、Facebook、などを否定するつもりはありません。考えた人はすごいですし、天才だとも思います。それらのサービスの有用性も否定しません。ただ、ユーザー側がこれらのサービス含めウェブサービス、ツールなど様々なものを「どう使っていくか」、これを考える余地は色々あるんじゃないかな、と思うのです。

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