テキスト

AIに教わる人類

人類がこの先どうなっていくかということについては、あれこれ想像を巡らすことが多い。

最近、半自動運転付の車を購入し、早速活躍してくれている。車の両側の白線と先行車を認識し、ドライバーの運転を楽にしてくれる。それだけではなく、私みたいにあまり運転に自信を持たない人間に対して、丁度良い車間距離を保ち停車してくれるなど、お手本を見せてくれるという側面も持つことに気づいた。

また、音楽の分野ではVocaloidを教材に活用する案件がボチボチ出てきている。少し前までVocaloidは「面白いが、人間の表現力には一歩及ばない」ものと思っていたが、進化して、今や完全に「固有の個性を持った音楽表現ツール」になっているようだ。また、人間と異なり、音程が常に正確というメリットもあるため、このVocaloidを真似て、人間が練習するという事例が出始めている。

自動運転もVocaloidも、まだ人間がプログラミングしたものに過ぎず、厳密な意味でのAIではない。が、こういったものもゆくゆく勝手に学んで能力を高めていく方向で開発されていくのではないかと考えている。そうなると益々、「AIは人間を導く」ことになっていくだろう。ここ数年、その始まりと思えるものがどんどん世に出始めているような気がする。

アシモフの世界が現実になろうとしている。それが人類にとっていいのか悪いのか。

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