AIが作った音楽を、人間が鑑賞する時代になりつつあります。
AIが作った音楽を、人間が鑑賞する時代になりつつあります。
貴志康一のヴァイオリン協奏曲、ピアノリダクション版制作を行いました。
貴志康一は、戦前のヴァイオリニスト・作曲家です。指揮者としても活動されていたようで、ベルリン・フィルを最初に指揮した日本人とも言われています。30に満たない短い生涯の中で、これだけ幅広い充実した活動をされていたというのは、驚きですね。
今回のヴァイオリン協奏曲は、日本的な音階・和声が印象的で、演奏時間訳40分の大曲です。ヴァイオリン独奏パートはまさに超絶技巧の連続で、かなり聴きごたえがあります。そして今回制作したピアノパートも、技術的に大変充実したものになっています。自分もちょっと頑張って練習しないと、ちゃんと弾けなそうです。。。
因みに貴志康一は、ヴァイオリン協奏曲の他に、歌曲も作曲されています。歌曲もいくつか編曲させて頂いたことがありますが、日本人には親しみやすい和声・旋律・歌詞と高度な技巧が融合した、大変興味深い作風だと思いました。私は編曲を依頼されて知ったのですが、近年、演奏される機会が増えてきているようです。
下記に各種リンクをはっておきます。
振り返ってみると、TOEICネタとか卓球ネタとか、音楽研究室らしからぬことばかり書いていたので、たまには音楽のことを書きたいと思います。
久々に楽曲解説を担当させて頂きました。大阪シンフォニッククァイアさんの演奏会で演奏された、メンデルスゾーンの《讃歌》です。この曲、《交響曲第2番》として知られ、交響曲の1曲とされているのですが、メンデルスゾーンの他の4曲とは異なり、通常の4楽章構成ではなく、10の楽曲からなる、声楽を伴う交響カンタータです。第1曲が3つの楽章からなる小交響曲、続く第2-10曲がカンタータという異例の構成によるこの曲は、グーテンベルクの印刷技術発明400年を記念する記念祭のため、”書籍の街” ライプツィヒから作品を委嘱されたメンデルスゾーンにより作曲されました。
管弦楽と声楽を融合するというアイデアは、恐らくベートーヴェンの《第九》からインスピレーションを得たものと思われます。作曲家のみならず高名な指揮者でもあったメンデルスゾーンは、当時難解な”現代曲”として知られていた《第九》を指揮し、この曲の演奏史に重要な功績を残しています。さらにはピアノでも演奏し、ヴァイオリンで演奏に参加したこともあるというくらいですから、当時誰よりも《第九》を理解していたといえるでしょう。とはいえ、最終楽章に声楽をもってくるというのではなく、10部分からなるカンタータ的な構成は、メンデルスゾーンならではのものです。
因みに「交響曲」というジャンル分けはメンデルスゾーン自身によるものではなく、出版上の都合だとされています。第2番には元々《イタリア》が割り当てられる予定だったそうなのですが、作品に納得いかなかったメンデルスゾーンは《イタリア》の改訂を行っており、ついには生前には出版しませんでした。メンデルスゾーン最後の交響曲は《スコットランド》で、生前、1842年に「第3番」として出版されています。メンデルスゾーンの死後、全集が出版される際、出版の事情で、元々《イタリア》が割り当てられる予定だった”空白”の「第2番」に、「讃歌」が割り当てられたそうです。
メンデルスゾーンの交響曲は、番号は出版順によるもので、作曲順は一致せず、1(1824)→5《宗教改革》(1830)→4《イタリア》(1833)→2《讃歌》(1840)→3《スコットランド》(1842)となります。《讃歌》も初演後に大幅な改訂を加えていますし、このあたり、自分の作品に厳しくしばしば改訂を加えたメンデルスゾーンならではの事情かと思います。
交響曲、カンタータ、詩篇、礼拝の形式等、作曲家であると同時に敬虔なカトリック信者であったメンデルスゾーンならではの要素が盛り込まれた、「讃歌」の名にふさわしいスケールの大きな感動的な作品です。
録音としては、アバド指揮/ロンドン交響楽団や、ヤニク・ネゼ=セガン指揮/ヨーロッパ室内管弦楽団等、Apple Musicで色々聴けます。それぞれにテンポ感が微妙に異なって、面白いのですが、とりわけ興味深いのは、リッカルド・シャイー指揮/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団によるものです。Apple Musicのサブスクの中には入っていなかったのですが、レンタル落ちの中古を入手できました。通常《讃歌》は、作曲者自身が改訂を加えた、「改訂版」が演奏されるのですが、シャイー版は初版によるもので、いくつかのレチタティーヴォが無い他、メロディーも改訂版とは結構違っており、聴き比べると面白いです。1840年6月のグーテンベルク記念祭での初演では、恐らくこれに近い音楽が響き渡っていたのだろうと想像しながら聴きました。
Live Recording
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アンコールでの演奏です。
Live Recording
ライブ録音。ぶっ飛ばしました、と、いう話さ。
Hauptwerk(パイプオルガン音源)、B4000(ハモンドオルガン音源)、Integra7(ハード音源)を使って、作ってみました。
ハモンドオルガンB3をサンプリングした Creamware B4000というハード音源です。ソフトシンセの音より、リアルな感じがします。
曲の冒頭だけですが、GARRITANのパイプオルガン音源で制作してみました。バッハの名曲です。パッサカリアとは、オスティナート・バス(同じパターンがずっと続くバスのこと)の上に、旋律が次々と変奏されていきます。バッハ以外では、ブラームスの交響曲第4番の終楽章が有名ですね。
私が編曲をしました。キリシタン大名高山右近の歌です。
河合まり子作詞 鈴木和之作曲 島野聖章編曲
吉岡節先生の力強い声が響きます。
斉藤雅人氏がエレキギターとアコギを非常に美しく弾いて下さいました。
私は編曲、電子ピアノ、リコーダーをやっています。
When You Wish upon a Star
かわいいはなたば 外国の曲
あおぞら音楽サロン主催、ミニコンサート(2013.2.24)でのライブ録音です。“Soncho Music Project”の中窪さんが、いい音質で録音して下さいました。これから少しずつ、この時の音源をアップしていこうと思います。
多くのピアノ学習者にとって、「はじめてのショパン」となるかわいらしい曲ですね。
初期のノクターン。
ケンプ編曲です。
フルートソナタのピアノ編曲版です。
オルガン作品のピアノ編曲版です。
トッカータ・アダージョとフーガハ長調の、アダージョ部分です。
YAMAHA G3E
YAMAHA G3E
2011年12月5日の即興演奏です。
YAMAHA グランドピアノ G3E使用です。
2011年11月30日の即興演奏です。yamaha G3E使用です。
2011年11月28日の即興演奏です。YAMAHAグランドピアノG3Eです。
2011年11月27日の即興です。ベーゼンドルファーのサンプリング音源です。
26曲からなる歌曲集《ミルテの花》の中の1曲です。恋人クララと熱烈な恋愛中にあった1840年に作曲されました。リュッケルト(1788-1866)による歌詞は、「君は我が魂、君は我が心~」と、男性が女性に対する想いを情熱的に語る内容で、シューマンのクララへの気持ちそのままといえるでしょう。
リストの編曲は前曲の《セレナード》と同様、原曲の美しい旋律を尊重しながらも、小節数を拡張し、特に後半では華やかな編曲がなされ、ピアノ独奏曲として聴き応えある内容になっています。
Steinberg “The Grand3″、ベーゼンドルファーインペリアルのサンプリング音源です。
スタインウェイのサンプリング音です。
「おお、愛しうる限り愛せ」という自作の歌曲をリスト自身がピアノ用に編曲しました。「3つの夜想曲」という副題がつけられているとおり、全3曲から成りますが、この「第3番」が最もよく演奏されます。夢見心地な旋律が奏でられていき、中間部では転調を重ねながら盛り上がっていきます。美しく親しみやすい曲のため、映画やコマーシャルなどでもしばしば使われており、リストの作品で最も有名な作品となっています。
Steinbergの高級ピアノ音源”The Grand3″のSteinwayサンプリング音源です。
YAMAHA シンセサイザーS90のサウンドです。
YAMAHAシンセサイザーS90のサウンドです。
YAMAHAシンセサイザーS90のサウンドです。
シューベルトの代表曲、セレナード。リストによるピアノ独奏編曲版です。楽器はYAMAHA G3E です。
S90のサウンドです。
YAMAHA S90のサウンドです。
リストがヴァイマルで宮廷楽長をしていた1849年頃の作品です。
2011年8月6日の即興演奏です。
ミルト・ジャクソン(ヴァイブラフォン)作曲の有名なブルースです。ジャズの教本や学習書の冒頭に載っていることが多いです。
ユーロトランスをモデルにしました。
たまには外に出て散歩をしましょう。
トランス・メイキングの実験です。「DTMマガジン」を買ったのですが、なかなか読む時間がなかったので、年末にまとめて読みました。付録についていた音ネタを組み合わせ、必要に応じてシンセ音を付け足しました。これを機にトランス・サウンドをいくつか作っていきたいと思います。「音ネタを組み合わせる」ということは今まであまりやらなかったのですが、「自分で演奏・打ち込みをする」ことと組み合わせれば、曲の幅が広がりそうです。
2010年11月28日の即興演奏です。
2010年11月27日の即興演奏です。
2010年11月26日の即興演奏です。
2010年2月16日(火)の録音です。楽器はベヒシュタイン、アカデミーモデルのグランドピアノです。編集段階で、少々いじって迫力ある音が出るように操作しましたが、納得いくほどではありません…演奏、録音、編集共に少しずつ実験して改良できればなあ、と思います。
2009年6月19日(金)、秋山徹也音楽研究所主宰の試演会での録音。楽器はスタインウェイの小型(中型?)グランドピアノです。
2009年2月27日の即興演奏です。
ヤマハのシンセサイザーS90を使用しました。
2008年8月20日のピアノライブでの「即興曲」です。最初のテーマだけはあらかじめ決めました。
録音はRolandのR-09を使用。
2008年8月20日のピアノライブでの第1曲目です。即興のイントロから「エーデルワイス」に入りました。
録音はRolandのR-09を使用。
2008年3月10日の「ピアノ ジョイント コンサート」でのライブ録音。共演者は武藤愛音さんです。
録音はRolandのR-09を使用。(2008年3月14日)
同上。
同上。
同上。
2008年3月10日の「ピアノ ジョイント コンサート」でのライブ録音。少し離れたところから録音した。
録音はRolandのR-09を使用。
2008年3月2日の「ピアノ ジョイント コンサート」でのインプロヴィゼーションです。なんだか物悲しい感じになりました。
録音はRolandのR-09を使用。
秋山徹也先生が主催する勉強会でのライブ録音。グルックのオペラ『オルフェオとエウリディーチェ』なかの音楽。ピアニストのケンプが編曲した。シンプルなだけに表現が難しい。まだまだ改良の余地あり…録音はRolandのR-09を使用。
秋山徹也先生が主催する勉強会でのライブ録音。管理人の愛奏曲の1つであり、過去のソロ・コンサートでは、冒頭に演奏してきた。使用したピアノはスタインウェイのグランドピアノ。今回もレコーダーを弦のすぐ近くに置いて、録ってみた。クリアな響きは気に入っているが、弾き方が少し強すぎて、ベースの音がつぶれてしまった。豊かな響きを狙ったつもりだが…反省…やはり10-1を練習なしで一発で弾くのは難しい。
聴き苦しいところがあるのは承知しているが、ヘタにエフェクトかけたり編集したりすると、スタインウェイの生の響きが生きてこないので、編集なしでアップすることにした。録音はRolandのR-09を使用。
いわずと知れたショパンの名曲。学校の練習室で録りました。録音はRolandのR-09を使用。お手軽になかなかの高音質で録音ができます。
音楽製作の授業で作った。打ち込み、ループファイル、キーボード等でカラオケトラックを作り、大学院修士1年の上田君にサックスを演奏してもらった。音楽製作ソフトは、機能が多いだけに、使いこなすのも大変だ。今回は編集作業で色々やってみて勉強になった。これからも色々試してみようと思う。
2007年7月26日の「夢ミュージアム・ホームコンサート」でのライブ録音です。
2007年7月20日の「第1回東京サミット音楽コンクール入賞者演奏会」のライブ録音です。勢いはよかったと思います。
2006年の「夢ミュージアム・サロンコンサート」での演奏です。大分時が経ってしまいましたが、アップしてみました。三味線は蓑田弘大君です。少し不気味さを伴う、幻想的な世界が結構好きです。
どこかへ飛んでいってしまいたいと思うときがあります。
久しぶりに更新しました。一ヶ月ほど前に録音したものです。
仮の名前を即興曲としていますが、なんかいい曲名がないものか…考え中。アルペジオを多用したスタイル。島根県のミニコンサートでの録音です。。
バッハのトッカータ。
もとはオルガン曲です。
ブゾーニがピアノ用に編曲しました。
この後、アダージョとフーガが続きます。
ラヴェル(1875-1937)作曲の「ラヴァルス」。2台ピアノによる演奏です。
9月2日のコンサートで最後に演奏する曲です。
ボイスレコーダーでの簡易録音ですので、音質やや悪いですが…
魅力的な旋律が次々と出てきます。管理人が特に好きな所の1つをアップしてみました。
ショパンの黒鍵のエチュードです。
主旋律が、ピアノの黒鍵の部分しか使われていません。
だから、G♭ペンタトニックスケールだということができます。
もっといい演奏が録音できたら入れ替えます。
以前のサイトのBGMに使われていました。
モーダルなブルースです。
毎日毎日、疲れます。
短い曲とはいえ、全曲をmp3で乗っけたので、重くなってしまいました。
調律師の方のホームページでも公開されていますが、聴けないという方が多かったこともあり、こちらでも一部アップしてみました。こちらの方が新しい録音です。