26曲からなる歌曲集《ミルテの花》の中の1曲です。恋人クララと熱烈な恋愛中にあった1840年に作曲されました。リュッケルト(1788-1866)による歌詞は、「君は我が魂、君は我が心~」と、男性が女性に対する想いを情熱的に語る内容で、シューマンのクララへの気持ちそのままといえるでしょう。
リストの編曲は前曲の《セレナード》と同様、原曲の美しい旋律を尊重しながらも、小節数を拡張し、特に後半では華やかな編曲がなされ、ピアノ独奏曲として聴き応えある内容になっています。
Steinberg “The Grand3″、ベーゼンドルファーインペリアルのサンプリング音源です。