テキスト

即興演奏

最近、仕事などで即興演奏を聴く機会がある。やはり、出たとこ勝負のようなところがあるので、危なっかしい演奏にも出会うのだが、それがまた面白いともいえる。

即興との結びつきが全く音楽というのは存在しないわけで、楽譜にしっかり書かれた音楽でも、作曲家の頭に音楽が浮かんできたまさにその時は、即興演奏を頭の中でやっているともいえるだろう。

そんなわけで、即興というのは音楽においてかなり本質的な部分を成していると思うのだが、その割には、即興に対する一般の理解はあまりないといえる。複数の人から「即興が価値あるというのも分からなくないが、一般の人は、楽譜にしっかり構成された曲が聴きたいのだ」と言われたことがある。それは多分多くの人の意見でもあるわけで、テレビ等で即興演奏を聴く機会が比較的少ないというのも、そういう理由なのかな、と思う。

ケルン・コンサート

キース・ジャレットのケルン・コンサートを改めて聴いている。キース・ジャレットはかなり聴いてきたつもりで、ケルン・コンサートのような代表作はもう十分聴いたと思っていたが、改めて聴くと、やはり神がかっている。特に、PartⅡbってのがすごい。マイナー・コードのオスティナートが続くと思いきや、少しずつ音をずらして何とも言えない響き(世界)を創り上げ、高揚していく部分が絶妙。これは多分コードネームで記号化できるようなものではないものなのだろう。

これを録音したのが30歳。この年でこれだけの演奏を成し遂げるとは。。。

 

 

ザ・ケルン・コンサート

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Cubase iC Pro

iPhoneにCubase iC Proというアプリを入れてみた。これで、Cubase(キューベース)を遠隔操作できる。ピアノの譜面台にiPhoneを置いて、録音ボタンを押せば、録音が始まる。いちいちイスを立たなくていいので、なかなか便利だ。

ラグタイム

最近、スコット・ジョプリンのラグタイムを久しぶりに弾いてみている。動画を色々見てみると、特に指定はないが、スウィングリズムで弾いているものが多い。ストレートなリズムもあるが、ジョプリン自身の演奏がスウィングなので、そっちで弾いてみるとするか。

ジョプリンの演奏に関しては、Martin Spitznagelというラグタイムのピアニストの演奏がすごい。全然楽譜通りではないが。

UNI-VERSE

ASKAさんのUNI-VERSEという曲、何度聴いてもいい曲だ。あるころから「すべてはつながっている」「宇宙」といった、スケールの大きいテーマを語り、歌うようになった気がするが、これも、そんなテーマの曲。音楽としては、サビの順次上行音形が、力強く、希望に満ち溢れた世界を作っている。コード進行としては、E♭→C♭というちょっと不思議な進行を意図的に使っているところがさすがだ。

音楽制作環境

を一新した。

自作PCをVistaから8にしたのだ。自作PCを作ってみてからVistaを使い続けてきた私としては、結構大きい変化。正直、使い慣れないので最初は大変だが、仕方ない。

続いて、Cubase5を7に。Wavelab7を8に。

その他、今まで使ってきた音源を全部インストールしなおした。

Finaleは旧PCからアンインストールする前に、ライセンス認証解除しなかったので、ライセンスオーバーで認証できず。仕方ないから、販売元に手続依頼。

色々と手続が面倒だ。しかし、今のところ動作は快調。まあ、環境を新しくしても、制作とか録音やらなければ何の意味もないわけなんで、色々とやっていきたいところだ。

2014年夏の演奏会、ありがとうございました。

橿原と名古屋での演奏会、多くの方々にお越しいただきまして、ありがとうございました。数年前から事あるごとに演奏している、「オール・ショパン・プログラム」ですが、内容は少しずつ変えており、自分なりに、今演奏したい「今年のオール・ショパン」を演奏したつもりです。自分なりに改善できた点と、反省点とあり、大変収穫が多かったと感じております。

おなじみの橿原・Angesでは、懐かしい方々にお会いできましたし、一方名古屋・宗次ホールでは、初めての方々がたくさん足を運んで下さり、有難かったです。

CDも予想以上に多くの方々にお買い上げ頂き、重ね重ね御礼申し上げます。

次回の演奏予定は未定ですが、決まりましたらこのページにてお知らせさせて頂きます。音楽教室関連のお仕事と、演奏と、制作と色々やっている現状ですが、今後ともよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

発表

ショパンについて論じつつ、弾きつつ、という機会を学会で頂いたのだが、何とか終わった。仕事やASKA逮捕事件や体調不良で思うようにスケジュールが出来ない中での準備だったが、今の時点の自分の曲の認識については話したつもりだ。

考えてみれば、学生時代を終えてから発表の機会がなかったので、「まずはやってみました」というレベルのものだったかもしれないし、研究の甘い部分についてしっかり指摘を受けたりしたが、発表の後「質問なし」という感じではなかったのでそれはよかったと思う。恐らく内容は伝わったようだし、今後へ向けての収穫は色々あった。

やはり、演奏と結びついた分析研究は重要だと改めて感じた。また、社会人になってからロクに新しい曲を勉強できていなかったので、これを機会に少しずつでも、新しい曲を学んでいけるようにしたいところだ。

来週からは、出張があったり、講師の方に対しての研修を実施したりと、大変なスケジュールだ。なかなかゆっくり出来る時間が無い。暇過ぎるということは、生活の糧を得ることが出来ないということだが、忙し過ぎるのも、これは問題だ。

話と演奏

話つつ、演奏しつつってのは、意外に時間がかかる。内容としては、足りないかな?と思っていても、いざ時間を計ってみると、驚くほど早く時間が経ってしまう。

ショパンの

対位法的な書法について、考えをまとめている。こういう時に限って、体調不良と各種用事が一気に押し寄せるので、困ったものだ。

しかし、社会人になってからというもの、なかなか思うようにピアノを練習する時間が取れなくて、新しい曲に取り組めなかったが、これを機会に、ショパンのノクターン作品55-2という素晴らしい作品を少し学ぶことが出来たので、それは収穫だったと思う。