テキスト

ヘリコプター・カルテット

カールハインツ・シュトックハウゼン(1928-2007)の作品に、ヘリコプター・カルテットというのがある。

昔、とある人から紹介され、聴いてみた。弦楽四重奏の奏者がそれぞれ4台のヘリコプターに乗り、上空でギコギコ弾きながら、「アインス、ツヴァイ」とか叫び、どっかに中継する作品で、決して聴き心地がいいというものではない。作曲者自身が見た奇妙な夢を実現したらしい。

しかし、たまにに友人知人と話してみると、CDを買ったという人が何人かいた。意外に売れたのかもしれない。

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