テキスト

水冷キット

ここ最近、PCを立ち上げると、”CPU Temperature Over!!”という表示が出て、ひどい時には、突然電源が落ちることがあった。その名の通り、CPUが熱くなりすぎていたのだ。CPUはPCのいわば頭脳にあたるもので、ここで演算処理が行われる。そして、処理が重くなればなるほど、熱を持つ。この熱をファンで冷やして逃しながら使っているわけだが、それがうまくいかなくなっていたようだ。原因は1、ホコリ、2、冷却グリスの劣化、3、高速処理が要求されるアプリケーションの使用 といったところだろう。3は仕方ないとして、1と2をまとめて解決することにした。

1、まず、ケースを開けてみると、ホコリが凄い。これでは、ファンの流れも悪くなる。可能な限り除去した。

2、その後、CPUに付着していた劣化したグリスを除去。

ここまでで、最低限の対策はとったことになる。ところが、これでもまだ、Temperature overが完全になくなったわけではない。そこで、以前から気になっていた、水冷キットを買ってみた。Intelの純正品だ。その名の通り、水の力でCPUを冷却するらしい。メリットは、静音で、強力な冷却ができるとのこと。デメリットは、万が一故障して水が漏れた場合、PC全部破損ということになりかねないということだそうな。

大変だったのは、マザーボードまで外さなければならなかった点だ。配線も一旦外さなければならないし、なかなか大変だった。なんだかややこしかったが、説明書を読みながら作業し、最終的には取り付けることができた。

スイッチをつけたら、無事作動したのはいいが、ファンの音が結構うるさい。その変わり、冷え方は空冷の比ではない!PC内部が冷たい!PCの動きも、以前に増して快適!さすがとは思った。しかし、映像系の作業ならこれでもいいが、音関連の作業をする者としてはこのうるささは駄目だ。そんなわけで、BIOS設定でファンの動きを遅くして、再起動。うん、空冷の時よりもやや静かになった。そして、動きもOK。CPUの温度も、ファン高速回転時よりは上がるが、問題なさそうだ。

というわけで、無事水冷キットを取り付け、警告も完全になくなった。

これで楽曲解説とかアレンジとか色々作業しなければならない。

気になっていた水冷キットの凄さが分かってよかったのだが、「静音」という意味では、思ったほどではなかった。どちらにしてもファンは回すのだ。上記のとおり、「空冷と比較して強力に冷えるから、ファンの回転数を下げてもまあまあ大丈夫」ということだったのだ。PCで静音と高速処理というのは、矛盾する話なのだから、これは仕方ないことなのかもしれん。

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