テキスト

チャールズ・アイヴズ

最近、生活のBGMにチャールズ・アイヴズ(1874-1954)の曲を聴く。アメリカ最初の大作曲家などと言われるが、この人、保険屋さんとして成功を収めており、収入の道があった上で、仕事の合間に作曲活動を続けたとのこと。調性と無調が入り混じった自由な実験的スタイルは、そういう生活面での余裕から生まれたのだろうか。

コロナ禍をきっかけに副業が話題になっているが、アイヴズの活動はまさに保険屋さんの副業みたいなものではないか。生活面に不安なく、クライアントの要求にこたえるなどのストレスもなく自由に創作活動を行い、教科書に載るような作品を残したのだから、ある意味理想といえる。

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