テキスト

どんなに極めても、基本は大事。

卓球ドイツオープンでは、伊藤美誠選手が準優勝ということで、安定した大魔王の強さを見せましたね。一方で、相変わらずの中国勢の強さを見せつけられた、という大会でもありました。日本勢も相当強いですが、今のところ、中国勢と互角以上に戦えるのは、男子張本、女子伊藤、というところでしょうか。

伊藤選手は決勝は残念ながら中国の同世代ライバル、孫選手に敗れました。正直なところ、4-1ということで、惜しいとか接戦という感じではなく、伊藤選手の持ち味を出せずにあっさり負けた、というのが1番の印象です。伊藤選手を応援する日本人としては、あまり面白くない試合でした。まあ、伊藤選手の持ち味を出させずに勝つ孫選手が凄かった、という事でしょうか。

ところで、私が興味深く観たのは、本試合、伊藤選手の流れにならなかったことの理由の1つがサーブフォルト、つまりサーブの違反による失点があった、というところです。何回か審判にやられてましたね。その理由はどうやら、巻き込みサーブの時にボールが体に隠れた、ということのようです。実は映像を振り返ってみると、それ以外にも問題はありまして、ボールの投げ上げが素人目に見ても、斜めなんですよね。これを決勝という大舞台で指摘されたことは、伊藤選手にとって大なり小なり動揺はあったでしょう。

実は同じくらいきわどいサーブをしても全くフォールトにならないケースもあるので、その点審判次第のようなところがあって、卓球というスポーツの微妙なところなのですが、いずれにせよ伊藤選手ほどのトッププレイヤーは、そういうところも隙なくプレーすることが要求されるのでしょう。

音楽の練習でも段々上達してくると、姿勢とか、基礎練習等に意識がいかなくなりがちですが、基本はいつになっても大事ですね。

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